松坂屋名古屋店で復刻する「お子様ランチ」1932年当時の「お子様ランチ」(再現) 松坂屋は13日から、名古屋店(名古屋市中区)で、昭和初期の「お子様ランチ」を復刻して販売する。同社は1931(昭和6)年3月、洋食の子ども用定食を「お子様ランチ」と命名した名付け親だ。呉服店から百貨店に業態転換して今年で100周年になるのを記念し、懐かしい味を再現する。 ケチャップライスの上に白いご飯を載せ、富士山に見立てる。頂上には日の丸の小旗。それにオムレツとハンバーグ、ウサギをかたどったリンゴ、キャベツの千切りを一つの皿に盛る。 松坂屋によると、洋食の子ども用定食自体は、三越が1年早く導入。だが、「お子様ランチ」として日本で初めて販売したのは、松坂屋の上野店(東京都台東区)だった。上野動物園が近く、子ども連れの買い物客が多かったことからメニューに加えた。 当時の値段は1食30銭。最初はご飯の上に