安倍晋三首相が静かな夏休みを過ごしている。恒例となっている山梨県鳴沢村の別荘には滞在したものの、趣味のゴルフは自粛し滞在期間も短縮。東京都内に戻ってからもジムでの運動以外、ほとんど外出せずに私邸にいる。緊迫する北朝鮮情勢への警戒が背景にあるとみられるが、首相周辺は「休めるときに休んでもらいたい」と話している。 昨夏の首相は7~8月にかけて3回にわたり別荘に滞在し、友人らとゴルフやバーベキューを楽しんだ。だが、今年の滞在は今月15~18日と短く、移動日を除けば実質2日間だった。 15日夜には、鳴沢村にある日本財団の笹川陽平会長の別荘で森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎の歴代首相らと夕食を共にした。笹川氏は23日に自身のブログに、リラックスした首相と歴代3首相の写真を掲載した=写真。 ブログで笹川氏は「大事の決断を絶えず求められる一国のリーダーにとって、最も大切なのは肉体と精神のバランスがとれた健康