社会哲学者・稲葉振一郎先生の新著『宇宙・動物・資本主義──稲葉振一郎対話集(晶文社)』を読んで、特に印象に残った章や感想をまとめてみました。6/23の対談に備えて、ほぼ自分用の備忘録として残しておきます。 ※追記:公開対談配信後の感想をこちらの記事にまとめました! 感想特に印象に残った章について、いくつかピックアップ。 「風の谷のナウシカ」のアニメ版と漫画版の描いた未来像の対比について(まえがき「お先まっくらのだれも歩いたことのない未来を肯定する」より)漫画版『風の谷のナウシカ(アニメージュ)』(6巻、出典:Amazon)初手「風の谷のナウシカ」のアニメ版と漫画版の描いた未来像の対比。メシア登場による救済、みたいな古典宗教的な分かりやすい世界観(アニメ版)を宮崎駿自らが否定し、「お先まっくらのだれも歩いたことのない未来」を足掻きながら進む存在(漫画版)として人類を再定義する。 改めて考える