認証の話は別の媒体で書くとして、実際どうやってログイン処理をやるの?という話。CouchApp を入れれば、とりあえずOKです。 CouchDBの認証はbasic認証で提供されておりますが、認証ダイアログを出す attemptLogin(win, fail) と 現在認証がすんでいるかどうかを判定する loggedInNow(loggedIn, loggedOut) という2つのメソッドが用意されています。 http://github.com/jchris/couchapp/blob/1d6b96a0535364c61b356d68e08161581339603f/vendor/couchapp/_attachments/jquery.couchapp.js attemptLogin : function(win, fail) { // depends on nasty hack in b
2009年は、いよいよクラウド時代の幕明けですね。世の中的にも大不況ですから、導入・運用コストを下げることが期待されるクラウドはまさにうってつけではないでしょうか? しかし、インターネットのあちら側にあるシステムのことは、いまいちピンとこないことが多いですね。最近よく聞く「CAP定理」なんてのもそのひとつだと思います。この定理時代は、前からあったものですが、もっともらしいことを言って煙(いや雲か。)に巻かれている気がしませんか。そんな「CAP定理」をOracleの分散データベースである「Oracle RAC」を例に取り説明してみたいと思います。 1. CAP定理のジレンマ クラウドの特徴のひとつとして、CAP定理が挙げられます。 CAP定理とは、以下の3つを同時には満たせないという定理です。 C:Consistency(データの一貫性) データの更新後、ほかからそのデータを参照した場合、必
「マイクロソフト、サポートセンターです」と名乗った電話がかかってきました。はて、なぜマイクロソフトから? と思って聞いてみると、Microsoft Online Services/BPOSに僕が登録した際の登録内容を確認するために連絡した、とのこと。 Microsoft Online Services/BPOSはマイクロソフト初のSaaS型サービスで、2009年3月にβ版が公開されるとすぐに僕はレビュー記事を執筆しました。その際に、氏名や電話番号などを登録をしていたのでした。 電話で聞かれたのは、漢字での名前(僕が登録したときは漢字で名前を登録する欄がなかった)と、入力済みだった住所の確認、それに登録の目的など。そして今後も情報をお送りしていいか? と聞かれたので「メールでなら」と答えておきました。 実は、SaaSの雄であるセールスフォース・ドットコムのSalesforce CRMのレビュ
オープンシステムはあまりに複雑になりすぎたのではないか、と最近思うようになりました。それがクラウドやSaaSへの注目の理由であり、そしてオラクルがサン・マイクロシステムズを買収する理由ではないかと考えています。 オープンシステムの功罪 約20年前、UNIXとリレーショナルデータベースとイーサネットの登場がオープンシステムの始まりでした。ハードウェアベンダを自由に選んでイーサネットで接続し、リレーショナルデータベースを選んでその上でシステムを構築できるようになり、顧客が自由にハードウェアとソフトウェアを組み合わせる時代がやってきました。 オープンシステムにも功罪両面があります。顧客がソフトウェアやハードウェアを自由に選べるようになった結果、ベンダの囲い込みから自由になり、システム構築の主導権を顧客が握れるようになりました。先進技術を取り入れやすくなり、また技術的にはある製品を別の製品で置き換
原文(投稿日:2009/6/1)へのリンク Google Waveは3つの要素で成り立っている: ツール、プラットフォーム、そしてプロトコルである。そのアーキテクチャの核は、並行制御をサポートするための理論的フレームワーク、オペレーショナルトランスフォーメーション(OT=Operational Transformation)である。 まず最初に定義が必要だろう。Google Waveとは: (ウェーブと呼ばれる)ホストされたXMLドキュメントをベースとした、並行に行われる変更と遅延の少ない更新をサポートする、新しいコミュニケーションとコラボレーションのプラットフォームである。 ツール Google Waveは「電子メールプログラム+インスタントメッセンジャー+協調的な文書共有と編集ツール」である。クライアントサイドではJavaScriptとHTML5を使っており、Chrome、Firefo
2009年5月28日、Googleのデベロッパーカンファレンス「Google I/O 2009」のキーノートにおいて大々的に発表されたGoogle Waveは、聴衆に熱狂を持って迎えられました。そのキーノートにおいてスピーカーは「Google WaveはProductであり、Platformであり、Protocolだ」と述べました(編注)。 本連載ではその3つのPの内の2つ目、PlatformとしてのGoogle Waveについて説明します。 編注 著者執筆のGoogle I/O 2009のイベントレポート記事も参照ください。 なお、Google Waveは現在も急ピッチで開発が進められているプロダクトであり、本連載に掲載する画面遷移・ソースコードなどは最新ではない可能性があります。記事に沿って作業していて違和感を覚えた場合にはGoogleの公開しているドキュメントを適宜参照してくださ
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