2009/01/28 ブログやソーシャル系サービスなど、Web2.0的サービスのシングル・サイン・オン技術(SSO)として登場したOpenIDだが、米国をはじめとするグローバルな市場での受容と、日本での受容には大きな違いがあるようだ。1つは、OpenIDの認知度や利用率が日本では突出して高いこと。もう1つは、Webサービス系の連携のフレームワークとしてよりも、インターネットサービスではない“非Web系”の連携ツールとして、OpenIDがリアルビジネスと結びつく形での普及の兆しが見えてきたことだ。 野村総合研究所(NRI)は1月28日にセミナーを開き、日本のID関連ビジネスの動向やOpenIDを使った事例紹介、同社の戦略について説明した。 ネットのデファクト、5億個のOpenID 「利用者への普及という点では、日本は世界的にも突出している」。こう語るのは、自らもOpenIDの仕様策定に加わる