世界のエレクトロニクス企業が熱い視線を送るIoT(Internet of Things)市場(図1)。市場予測では、2020年には数兆米ドルといった極めて大きなビジネス規模に成長するという見方が多い。将来性は極めて高い。 IoTシステムを構成する上で欠かせないのは、数多くのセンサ・ノードだ。センサ・ノードを多くの場所に取り付けて、ある物理量(データ)を検出し、無線(ワイヤレス)通信技術を使ってクラウド・コンピュータに送る。集約したデータをクラウド・コンピュータで処理することにより、多くの有益な情報を得るという仕組みである。どのようなデータを集めて、どのような情報を手に入れるのか。そのアイデア次第で、さまざまな新しいサービスやビジネスが生まれると期待されている。 従って、センサ・ノードには、センサで検出したアナログ信号をデジタル信号に変換する機能や、検出データをデジタル処理する機能、データを
ARMが正式発表したIoT(Internet of Things)プラットフォーム「mbed OS」は、同社の本格的なIoTへの取り組みとして注目の存在だ。来日した同社幹部にmbed OSの狙いと詳細を聞いた。 英ARMがカンファレンス「ARM TechCon 2014」(米サンタクララ 2014年10月1~3日開催)で正式に発表した、IoT(Internet of Things)プラットフォーム「mbed OS」。組み込み業界で大きな存在である同社による、本格的なIoTへ取り組みとあって、大きな注目を集めている。来日した同社IoTビジネスユニット テクノロジ担当ディレクタのMikko Saarnivala氏にmbed OSの狙いと詳細を聞いた。 さまざまなデバイスがインターネットにつながること(モノのインターネット)で、大きな変革が起きる――。これはIoTを語る際に頻出するフレーズだが、
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