サイト「グーグル」より 5年以上にわたるグーグルとオラクルのJava実装の知的所有権に関する訴訟に終止符が打たれようとしている。米連邦最高裁判所は米国時間6月29日、本訴訟に関するグーグルの上告を棄却した。今回の裁決は、今後のソフトウェア開発、さらにはイノベーションや競争の促進にいかなる影響を及ぼすことになるのであろうか。 本係争は、オラクルがグーグルに対し、アンドロイドにおいて「Java API」に関する168件の著作権と7件の特許権を侵害しているとして、10億ドルの損害賠償を求めて2010年8月に起こしたものである(後に著作権侵害は37件に、特許権侵害は2件に減らしている)。 アンドロイドは「Dalvik」(Android用アプリケーションを実装するための仮想計算機の一種)により独自実装されており、サン・マイクロシステムズが提供するソースコード(プログラミング言語の言語仕様に従って書か