今冬、もし大寒波がやってきたら...... 身の毛が凍る電力ひっ迫!? なぜ、電力不足が心配されるのか IEEIの竹内純子さんに聞く 今冬、電力不足が再び深刻化する懸念が高まっている。 東日本大震災をきっかけとした東京電力・福島第一原子力発電所の事故から10年。震災後安全規制が見直され、新規制基準への適合審査に時間がかかっていることから全国のほとんどの原発は停止しており、再生可能エネルギーは急増しているとはいえ、自然頼みであるし、主力というには程遠い。現在、日本の電力は火力発電で支えられている。しかし、いま目の前にある「電力危機」の最大の要因は、その火力発電を動かす液化天然ガス(LNG)の価格高騰と調達不安である。 中国をはじめとする世界的なLNG需要の高まりと燃料調達のサプライチェーンの脆弱化、LNGがマイナス162度の超低温輸送と貯蔵を要するので、長期保存に向かないことなどがある。 期
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