北海道新幹線は、この年末年始に貨物列車と共用走行するために速度が低く抑えられている青函トンネル内の最高速度を開業後初めて時速210kmに引き上げて運転した。一方、現在、新函館北斗ー札幌間の建設工事が行われている。 いずれも設計最高速度は整備新幹線として統一された時速260kmであり、現在、新函館北斗―札幌間の建設工事が行われている。整備新幹線のため設計最高速度は時速260kmであり、最もオフィシャルな鉄道建設・運輸施設整備支援機構のパンフレット等は、交通政策審議会資料を引いて同区間最速1時間13分、東京―札幌間5時間1分と記す。 事業者が「自費でも」と手を上げた高速化 だが、長らく新幹線誘致に取り組んできた北海道側の期成会などは、JR東日本の試験車両等を拠りどころに時速360kmで結べば……の前提に立ち、「札幌→函館45分」「札幌→東京3時間57分」と記して道民の熱を高めてきた。巷間、航空