中国政府はウイグル族による今回の大規模暴動を一般市民による偶発的デモではなく、ウイグル分離独立主義者が背後で綿密に計画したものだとみている。中国政府が背後で運動を指揮したとみている人物は世界ウイグル会議(WUC)のラビヤ・カーディル主席(61)だ。現在は米国に亡命しており、中国でのウイグル族に対する差別や弾圧を国外に暴露する女性反体制活動家として知られる。 新疆ウイグル自治区のヌル・ベクリ主席は「カーディル氏がウェブサイトを活用してデモを起こすよう国際電話で指示した」と主張した。 カーディル主席は5日、「ウイグル人は数十年間にわたり、中国政府から犯罪者、テロリストというレッテルを張られ、不公平な待遇を受けてきた。広東省韶関市で起きた死亡事件に対する捜査を中国政府が公正に行ったならば、暴動は起きなかったはずだ」と指摘した。カーディル主席が今回の暴動で求心的な役割を果たしていることを示す発