インターネット上において、個人が持つ知識や情報を提供しあい、知識を共有するコミュニティが形成されています。特に、質問や回答を投稿しあう「知識検索サービス」の利用者増加はめざましく、代表的な知識検索サービスである「Yahoo!知恵袋」では2007年から2008年の間に利用者が2.7倍に増加しているというデータがあります(ネットレイティングス調べ)。 ヤフー株式会社は、2007年度より国立情報学研究所にて「Yahoo!知恵袋」のデータを研究用に無償で公開しています。従来は入手が不可能であった商用データの研究利用という試みによって、既に言語学、工学、社会心理学など多岐にわたる分野で研究が進められています。この試みは、情報社会学研究にとっても大きな意味のあるものです。 本ワークショップは、学問領域やアプローチを限定せず、「Yahoo!知恵袋」のデータを対象とした研究を募集します。「Yahoo!知恵