旭川市内の道路でこの春、雪解けとともに現れる凸凹が例年より少なくなっている。補修に使ったアスファルト材の量は昨季の4分の1にとどまる。凸凹は雪解け水が解凍と凍結を繰り返すことで発生する。今季は寒さが続き、路面が凍ったままで、アスファルトの劣化が抑えられたとみられている。 【動画】大迫力”割れる”天塩川 解氷に中川町民歓声 市は2月下旬から、市道で凸凹の調査や補修を行っている。凸凹の数は集計していないため不明だが、穴埋めなど補修に使ったアスファルト材の量は昨年3月1日~23日が834トンだったのに対し、今年は213トンだった。 道路の凸凹は、路面のひびに雪解け水が入り、凍結と解凍を繰り返すことで、徐々にひび割れが大きくなってできる。市土木事業所は「今年は2月に冷え込みが続き、路面の雪が解けず凍結したままだったため、路面の劣化が進まなかった」と推測する。