時々読み返すとオタク的気付きがある本「ハッカーと画家」。 ザ・オタクのPaul Graham氏が「オタクってよー」という論調で書いた愛と自虐のエッセイ集。 今回読み直して「おっ」と思ったのが才能だけでは不十分で天才的な成果を得るには「もうひとつナニカ」が要るって話。 英語を私なりに超訳してしまうと、 レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロは間違いなく天才。 当時のイタリアの人口は今から考えると驚くほど少なかったのに、その特定の地域とその時代から天才達が続出したのは驚異的。 ルネサンスの時代から600年ほど経って、その間にアメリカや全世界では何倍もの人が生まれては死んでいる。 この600年の間にどこかでアメリカ版レオナルドや日本風ミケランジェロが存在したと考えてもおかしくない。 でもレオナルド・ダ・ビンチを超える画家は出ていない。(ちょっと乱暴な論説だな) 天賦の才能を持って生まれた人材でも