新しいインフラで「武装」する若者 クリエイターの空想に迫るような進化を遂げている次世代の技術に対して、神山監督は「発明しちゃったけど使い方自体はいかようにもある、一番面白い時期」と考える。そして「東のエデン」の世界もまた、東のエデンシステムという生まれたてのインフラが物語を盛り上げる。ケータイメールが登場したとき、その利便性にいち早く順応したのが中高生だったように、東のエデンシステムに価値を見出すのは若い世代だ。 「新しいインフラが生まれた時、上の人間は既得権を守るために、過去と同じように自分たちのルールでインフラを整備しようとする。それに対して若い人たちは、上の人間に見えないように世界を広げていく。それが『東のエデン』におけるARです。ケータイを通じて、大人には見えない世界がそこにあって、若者が大人に見えない価値を“武装”している。そんな考えで物語を描きはじめました」(神山監督)。ARに
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