テレビの“テロップ制作”にもクラウド化の波 業界最大手が挑む高き壁:小寺信良の「プロフェッショナル×DX」(1/3 ページ) 放送というのは、映像と音声だけではなく、実にたくさんの文字情報で成り立っている。タレントのしゃべりに逐一テロップが乗るという話だけではない。お天気情報では各地の天気が表組みで示されるし、スポーツの結果も一覧で紹介される。ニュースでも見だしや説明テロップが挿入されるし、バラエティではタレントのしゃべりに逐一テロップが乗る。 こうした放送用の文字情報は、「キャラクタージェネレーター」という装置で制作される。ゲームの世界ではキャラクタージェネレーターとはゲームキャラクターをデザインするためのツールだが、放送機器で言うキャラクターとは「文字」の意味だ。日本の放送で使われるキャラクタージェネレータの最大手が、株式会社朋栄のVWS/EzVシリーズである。 このような文字情報は、
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