スマートフォンやそれに伴うカメラアプリの普及が進み、いまや街を歩く人々のほとんどが「カメラを持ち歩いている」と言えるのではないだろうか。スマートフォンカメラの画質も、一眼レフ等には敵わないとはいえ、一昔前の携帯電話のカメラよりは格段にアップしている。 そんな「誰もがカメラマンになり得る」状況を活かして立ち上げられたスタートアップがある。フィンランド生まれの「Scoopshot」だ。 このサイトは、特定のテーマやイベントに関する写真を求めるメディア機関(新聞社や出版社など)と、世界中の「スマートフォンカメラマン」をつなぐ、写真のクラウドソーシングサイトである。メディア機関の希望に適う写真を提供できたユーザーには、報酬が支払われるようになっている。これまでにベンチャーキャピタル等から、総額570万ドル(約5億7000万円)の資金提供を受けており、2013年7月現在、世界177カ国に合計28万人