4月に入り、各局の新連続ドラマが一斉にスタートしたが、1月に始まった大河ドラマ『八重の桜』は、まだ序盤を終えたばかり。4月7日までに計14話を放送したが、12月までに残り36話もある。 13話までの最高視聴率は21.4%で、平均視聴率は16.4%。前作『平清盛』の平均視聴率は12.0%に過ぎなかったから、ここまでは堅調に過ぎた。 内藤愼介・制作統括も満足げな表情で序盤を振り返る。 「役者さんたちが期待通りの演技を見せてくれました」 主人公・山本八重役の綾瀬はるかと兄・覚馬に扮する西島秀俊の役目はまだ続くが、佐久間象山役の奥田瑛二や井伊直弼役の榎木孝明ら出番を終えた出演陣もいる。第一線の役者が次々と登場し、そして消えていくのも大河の特徴の一つ。そもそも、どれぐらいの役者が登場するのだろう? 「エキストラの方を除き、計約300人です」(内藤氏) 1クール(3ヵ月)の連続ドラマや映画のおよそ5倍