今までの遊園地は20世紀型産業社会の象徴 加治慶光氏(以下、加治):あまりにも衝撃的なスタートだったんですけど、この2020年がどんな世界になっていくのかというのを少し皆さんのご意見を伺いたいなあと思っていまして。今度は猪子さんあたりから、2020年ってどんな世の中になっていくのか。 猪子寿之氏(以下、猪子):どういう領域の話ですか? 加治:どんなでも構わないですけど、これから5年後の2020年はどんな世界になっているのか。デジタルで、例えば猪子さんの次の作品はどんなことに配慮されてつくられるんでしょうかね? 猪子:僕はアートをつくったりしているんですけど、それを応用してアトラクションみたいなのをつくっていて、でもデジタルでつくっているアトラクションなので、今までのイメージと違って床面積が全くいらないんですね。 例えばジェットコースターとかだとすごい床面積がいるんですけど、僕らがやっている