『笑う犬』シリーズや『爆笑レッドカーペット』の生みの親として知られるフジテレビ編成制作局の吉田正樹氏が09年1月1日付けで同局を退社した。在局中は番組ヒットにとどまらず、多くのテレビ制作マンが敬遠するインターネットとの連動にもいち早く着手するなど、メディアの未来を左右するキーマンとしても動向が注目されていた人物だ。 退社後は、企画プロデュース会社「吉田正樹事務所」を発足。さらに、夫人である渡辺ミキ氏が社長を務めるワタナベエンターテインメントの会長に就任する。名物プロデューサーとして、ますます局の要になっていくだろうと思われていた49歳。退社に至った理由と今後について聞いた。