共通テーブル式 (CTE) には、自身を参照して再帰 CTE を作成できるという大きな利点があります。再帰 CTE は、完全な結果セットを取得できるまで、最初の CTE を繰り返し実行してデータのサブセットを返す CTE です。 再帰 CTE を参照するときのクエリを再帰クエリと呼びます。再帰クエリの一般的な使用方法として、階層データを返す処理があります。たとえば、組織図に含まれている従業員を表示する処理や、親製品に 1 つ以上のコンポーネントがある部品表で、個々のコンポーネントにサブコンポーネントがあったり、コンポーネントが他の親のコンポーネントであるような場合に、データを表示する処理に使用できます。 再帰 CTE を使用すると、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE、または CREATE VIEW の各ステートメント内で再帰クエリを実行するために必要なコードを大幅に簡素