uribouです。いつもこのブログにご訪問いただき、ありがとうございます。 今日は、以前にもご紹介いたしましたが、中島要さんが書かれた、『着物始末暦(きものしまつごよみ)』を読み終わりましたので、感想を中心にお伝えしたいと思います。 uribouwataru.com この小説の主人公は、着物の始末屋の余一と、余一に思いを寄せる一善飯屋『だるまや』の娘、お糸を中心にした物語です。 『着物と女は何度でも蘇る』、確か余一のそんな言葉が作中に出てきたと思います。 余一にかかれば、古いくたびれた着物やシミなどがある着物も、見違えるように美しく再生します。 シリーズ10巻を読み終えて感じたことは、余一が再生するのは『着物』だけではなく、いろいろなトラブルや、もつれた人間関係も、見事に再生する手腕があるのではないか、ということです。 いずれにしても、着物生地を蒐集している私にとっては、まさに夢のような小