南アフリカのヨハネスブルク(O・R・タンボ)国際空港で、新型コロナウイルスのPCR検査の順番を待つ旅行者(2021年11月27日撮影)。(c)Phill Magakoe / AFP 【12月3日 AFP】南アフリカの研究チームは2日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の再感染リスクを「デルタ株」や「ベータ株」の3倍とする査読前論文(プレプリント)を公表した。 論文は南アの医療機関で収集されたデータに基づいており、オミクロン株が過去の感染で得られた免疫を回避する性質があることを示す疫学的証拠を初めて明らかにした。 それによると、11月27日までに陽性反応が出た280万人のうち、再感染の疑いがあるのは3万5670人だった。再感染の定義は、初回の陽性判定日から90日以上経過後に2回目の陽性結果が出た場合とした。 南アの疫学モデリング分析センター(SACEMA)の責任者、ジュリエット・プリ