安瀬和博(あんせ かずひろ)パートナーがこの5月から率いるIBCSのバリュー・デリバリー・センターは、SAPの名前こそ付いていないが、SAP製品を中核として経営戦略の策定からシステムの導入・運用管理までを包括的に支援する部隊として2005年に発足した。現在、約500名の陣容を誇る 「SAPのアドオン開発は悪なのか? 本当はその企業の強みであり、誇りでもあるはずだ。SOAのアプローチで再利用できるようにしておけば、気兼ねなく使い続けられる」── IBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)のバリュー・デリバリー・センターを率いる安瀬和博パートナーは、パッケージのアドオン開発を絶対悪とみる風潮に疑問を投げかける。 日本アイ・ビー・エムとそのコンサルティング会社であるIBCS、およびSAPジャパンはちょうど1年前の2007年7月、「イノベーション・ラボ for エンタープライズSOA」を立