さまざまな理由でキャリアが停滞する時期というのは、誰にも訪れるものだ。原因としては、あまりにも長い間、同じ仕事しかしてこなかっただとか、成長する可能性の低い会社に転職した、あるいは役職に就いただとか、雇用されたときに求められていたスキルの必要性が薄くなってしまっただとか、いろいろな事柄が考えられる。ともあれ、背景にある理由とは関係なく、そうした状態のままではいつまでたっても給料は上がらない。 管理職リクルート会社のTrilogy Searchで、プリンシパル兼マネージングディレクターを務めるチャック・パッパラード氏によれば、個人のキャリアが一定のレベルに達すると給与額も落ち着いてしまい、大きな昇進を遂げたり、給料をぐんとアップさせたりするのが極めて難しくなるという。 「年の若い男女社員の給料が短期間で大幅に上がることは、キャリアの早い段階ではしばしばある。だが、年を重ねるにつれ、同じような