何をしても不器用な女性、宝池青子。2年間の片想いの相手にあっさり振られ、初体験の男にはなかったことにされ、29歳の童貞男からしつこくつきまとわれる。仕事先からは突然解雇され、転職先では過労で生理も止めるはめに。どういうわけか、波濫万丈―アラサー女子・青子、今日も失恋記録更新中!第6回日本ラブストーリー大賞大賞受賞作。 中居 真麻 (ナカイ マアサ) 1982年、兵庫県生まれ。兵庫県在住。京都精華大学芸術学部にて版画を学ぶ。卒業後、旅館の仲居や事務の仕事をしながら小説家を目指す。2003年、長編『バニラと果実』で第85回コスモス文学新人賞受賞。『恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?』で第6回「日本ラブストーリー大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)