個人事業主として新規開業する際に必要となるのが開業届の提出です。 開業届は税務署に提出することが義務付けられている書類であり、「出しても出さなくてもいいもの」ではありません。 この記事では、そもそも開業届とは何かといった基礎知識から、開業届を出すことのメリット・デメリットについて解説。 開業届の各項目の具体的な書き方をわかりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。 そもそも開業届とは?開業届とは、個人事業を開始したという事実を国に届け出る書類です。 正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」といい、所得税法第229条によって提出が義務付けられています。事業を始めれば当然「所得」を得ます。その所得(事業所得)には所得税の納税義務が発生する可能性が高いことから届出が必要とされているのです。 所得税法施行令第63条では、継続的に対価を得る行為を「事業」と規定しています。会社勤めをしなが