健全な会社経営になくてはならない重要事項である資金調達。 多くの経営者が運転資金や設備資金など、会社を運営していくさまざまな局面で資金調達が必要になる場面に遭遇することでしょう。 その際、増資による資金調達の手法が「第三者割当増資」です。 本記事では、資金調達手法の一つである「第三者割当増資」について、株式譲渡による資金調達との違いや、メリット・デメリットを中心に解説します。 資金調達方法・第三者割当増資とは 第三者割当増資とは、新株を対価に投資家から出資を募る増資のうち、特定の第三者に新株を割り当てて実施する増資のことをいいます。 増資の方法には、「公募増資」、「株主割当増資」、「第三者割当増資」の三つがあります。 このうち「公募増資」は不特定の投資家に対して新株申し込みの募集を行う方法、「株主割当増資」はその会社の既存の株主に対して新株申し込みの募集を行う方法、そして「第三者割当増資」