夜間バッチ処理の廃止や全社内システムのクラウド化、サーバレスアーキテクチャーの採用など、ITに関して先進的な取り組みを実施している東急ハンズ。こうした大胆な改革を牽引してきたのが、東急ハンズ執行役員オムニチャネル推進部長 兼 ハンズラボ代表取締役社長の長谷川秀樹氏だ。どうすればエンタープライズ系エンジニアがもっと元気になるのか?という悩みの答えを探し、IT業界のさまざまな人と酒を酌み交わしながら語り合う連載「長谷川秀樹のIT酒場放浪記」の更新を毎回楽しみにしている方も多いのではないだろうか。そこで今回は、オープンイノベーションに関しても独自の見解を持つ同氏に、その考え方や具体的な取り組みなどを伺った。 聞き手:リクルートワークス研究所 副所長 中尾隆一郎 リクルートジョブズ 執行役員 商品本部 本部長 仲川薫 これまでの常識を覆す夜間バッチ処理の廃止 中尾隆一郎(以下、中尾): 夜間バッチ