これまでに経験のない配信数 ──今年の夏は、何試合くらいインターネットで配信するんですか? 柄沢:今年は約2400試合になる想定です。これまでの実績で言うと、2018年は694試合(最大同時、約20試合)、2019年は874試合(最大同時、約25試合)、2020年は1093試合(最大同時、約45試合)と、ここ数年でインターネット配信する試合数が増えてきました。 ──去年の1000試合から倍以上の2400試合!今年は急に配信する試合数が増えたのですね。 菊池:夏の高校野球は、全国大会である「全国高校野球選手権大会」と各地で開催される「地方大会」で構成されています。全国大会は高野連(日本高等学校野球連盟)と朝日新聞社が、地方大会は47都道府県の高等学校野球連盟と朝日新聞社が主催しています。 朝日新聞社と朝日放送テレビがバーチャル高校野球としてインターネット配信を開始したのは2015年からで、地