ボイスチェンジャー技術の発展が目覚ましい。昨年にはMMVCと呼ばれるソフトウェアがリリースされ、音声の録音データがあれば「誰かの声」を一定のクオリティで再現することができるようになった。更に、先月出現したRVCというボイスチェンジャーではトレーニングが飛躍的に簡単になり、より手軽に高クオリティなフェイク音声をリアルタイムで作り出すことができるようになった。あまりの凄まじさに一部では「パンドラの筺が開いた」とか「神の逆鱗に触れるレベル」と言われている。 技術の進化に合わせるように、ここ数年、ボイスチェンジャーを使って他人の声になりすまして、詐欺や何かの目的を達成するディープフェイクボイスチェンジ攻撃が起きるようになった。2019年にはイギリスのエネルギー事業社で、親会社のCEOになりすました何者かから電話があり「今すぐハンガリーのこの会社に振り込め」と言われて3000万円を振り込んでしまった
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