昨年11月24日に起きた、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントへの大規模なサイバー攻撃は、まだ何も解決していないものの、とりあえず現在のところ状況は落ち着いている。犯人も明らかにはなっていないが、昨年12月19日に米国FBIが北朝鮮政府の関与を断定。そして年が明けた1月7日にFBIのジェームズ・コミー(James Comey)長官が更なる北朝鮮関与の情報を講演で明らかにして以来、どうやら日本のマスコミの大半は北朝鮮の仕業ということで納得してしまったようだ。 しかし、現在も北朝鮮犯人説に懐疑的なセキュリティ専門家は多い。というより、北朝鮮犯人説を積極的に支持する人の方が少ないだろう。誤解のないように言っておくと、「懐疑的」とは「犯人は北朝鮮ではない」という見方ではない。「北朝鮮が関与していることを示す十分な証拠はない」という意味だ。懐疑的な専門家のほとんどは、北朝鮮が関与している可能性も
![なぜセキュリティ専門家は「ソニー攻撃犯は北朝鮮」説に疑問を抱くのか?(前編) - THE ZERO/ONE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b81b4a4ca4060df5bb6f0c18d9f313173d35b7f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fthe01.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F000058-001.jpg)