米グーグルのスマートフォン/タブレット端末向けOS「Android」が脅威にさらされている。セキュリティ各社は3月上旬、Androidを標的にした不正プログラムを発見したことを相次いで発表した。 3月3日に発表したシマンテックによると、ウイルスなどの不正プログラムが組み込まれたAndroidアプリケーションは、発表時点で52種類あったという。これらは世界中で最大20万回ダウンロードされたとみられる。 問題が深刻化しているのは、これらの不正プログラムが、米グーグルの運営するAndroid端末向けの公式サイト「Android Market」で配布されていたことだ。公式サイトでの配布が明らかになったのは、今回が初めて。 米グーグルは3月5日、不正プログラムが組み込まれたアプリケーションを削除したと発表した。しかしながら、公式サイトであっても監視の目は行き届いていない実態が露呈した格好だ。 公式サ