ピッチの外でもアシストはできる。 12月8日、J1参入プレーオフ決定戦の3時間前。ジュビロ磐田は大久保のクラブハウスに集まり、決戦の場となるヤマハスタジアムに向かう準備を整えていた。 【秘蔵写真】俊輔&ヒデ、五輪代表時代の“伝説の笑顔”。 控えに回った中村俊輔が動いた。名波浩監督から許可をとりつけて、急いで選手を呼び寄せたのだ。緊急の選手ミーティングが開かれた。 中村はこう切り出したという。 「今のままじゃ勝てないと思う」 突き刺さるようなみんなの視線を受けてから、ちょっと表情を緩めたそうだ。 「それはウソ」 安堵の視線に逆らうように、今度は表情を引き締める。 「今“何だよ俊輔”ってむかついた人は大丈夫。でもむかつかなかった人は、ここからの時間で気持ちを整理したほうがいい」 言葉は続く。 「俺たちはプロ。始まりの笛がなったら気持ちのスイッチは入るし、アドレナリンは出るし、戦える。それは分か
声優による、声優ファンのための新たな祭典『声優紅白歌合戦』が、来年4月14日に千葉・舞浜アンフィシアターで開催されることが決定した。歌唱する出演者は声優のみで、定期公演化を想定した、声優ファンや出演声優にとって1年の風物詩となる祭典を目指す。 【写真】司会を務める植田佳奈、ミニワンピのサンタ姿披露 これは、発起人の『ケロロ軍曹』ギロロ伍長役などで知られる中田譲治が、2017年12月30日に自身のツイッターで「これだけ声優さんの仕事範囲が拡っているご時世だからいっそ『声優紅白歌合戦』を作っちゃう?」とつぶやいたことが発端となり企画。今の声優は歌手としても目覚ましい活躍をし、ライブを楽しみにしているファンが多くいることから開催される運びとなった。 総合司会は『Fate/stay night』アーチャー役や『ユーリ!!! on ICE』ヴィクトル・ニキフォロフ役などで知られる諏訪部順一、『Fat
バラの主要な香り成分「フェニルエタノール」に抗うつ効果があることを、川崎医療福祉大医療技術学部の上野浩司講師(神経生理学)らの研究グループが突き止めた。フェニルエタノールを吸わせたマウスは、ストレス環境下でうつのような状態になりにくいことを確認。精神疾患の新しい薬や治療法の開発につながる成果として期待される。 これまでにもバラの香りが人間のストレスホルモンの分泌を抑える働きを示す研究成果が報告されているが、上野講師によると、どの成分が作用しているかは明らかになっていないため、グループは香水や化粧品などに使われるフェニルエタノールに着目し効果を確かめた。 実験では、密閉空間で15分間フェニルエタノールを吸わせたマウスと、何もしていないマウスのしっぽをそれぞれテープで固定し、逆さづりのような状態にして10分間放置。うつ傾向を示す行動で、あがくのをやめて動かなくなる「無動時間」の長さを調べた。
「イニエスタがいたら、もっと点、入ってた?」 8月1日、大阪。キンチョウスタジアムでは試合後、子供が父親らしき男性を見上げながら聞いていた。父は苦笑するしかない様子だった。親子はきっと、アンドレス・イニエスタ目当てに試合に訪れたのだろう。 【写真】Jデビュー戦で確信。イニエスタが日本にもたらす「効果」は絶大 この夜、セレッソ大阪対ヴィッセル神戸の試合チケットは完売。世界最高の選手、神戸のMFイニエスタを見ようと、チケットはプラチナ化していたという。ところが、肝心のイニエスタは、柏レイソル戦後に「家族を連れて戻ってくる」と、一時帰国した。 試合は、酷暑だったこともあってペースが上がり切らず、それぞれオウンゴールで1-1の痛み分けという結果に終わっている。 「肩すかし」 観客がそう感じたとしても、いたし方あるまい。チケットが完売のはずのスタジアムに空席が出ていたこと(収容人数1万8000人に対
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は、フリーキック(FK)やコーナーキック(CK)からのゴールが顕著だった。国際サッカー連盟(FIFA)が「セットピースの大会」と総括したように、計64試合のうち、PKを含むセットプレーからの得点は、全169ゴール中70にも上った(41.4%=PK成功による22点を除けば28.4%)。これは過去最多だった1998年フランス大会の62を上回っており、ロシア大会はセットプレーの重要性が改めてクローズアップされた大会となった。 ロシア大会では、守る時には徹底的に自陣にひいて、ゴール前の守備を厚くする戦い方を選んだチームが目立った。前回ブラジル大会では、チリやコスタリカのように、前線から激しく相手にプレッシャー(ハイプレス)をかけて高い位置でボールを奪い、そこから手数をかけずにカウンター攻撃を仕掛けるチームの躍進が目についた。 しかし今大会では、GK、DFを
ロシアW杯の大きな特徴に「セットプレーによるゴール数が増えた」ことが挙げられる。決勝までの全64試合で169点。 その中でセットプレーからのゴールは73点(総得点の43%)と過去最多を記録したのだ。 このセットプレーからのゴールの増加は、今大会から正式に導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の影響が大きい。これまで審判団が見抜けなかったファールをVARは容赦なく暴き、フランスとクロアチアとの決勝戦でもフランスにPKが与えられ、勝敗の行方を大きく左右した。 「セットプレーが増えることで勝敗にGKの存在が大きく関与していることが、今まで以上にフォーカスされたW杯でした」と元日本代表GKの田口光久氏がこう言う。 「ベスト4に残った国々には、すべて能力の高いGKがゴールマウスを守っていました。GKにとって<能力の高さ>とは何か? それは<常に高いレベルで安定したプレーを披露する>こと
先週末の12日と13日の全国映画動員ランキングが発表され、『名探偵コナン ゼロの執行人』が5週連続で1位を獲得。興行収入も67億円に到達し、同シリーズ最高興行収入の更新まで目前となっている。その人気の要因となっているのが、声優・古谷徹が演じる安室透(降谷零)の存在だ。同キャラがオタク女子から絶大な支持を集めると、一部のファンが“(興行収入)100億の男にしたい”とSNSで発信、それが多くの共感を集めている。数多くの当たり役を経験してきた古谷だが、これほどの社会現象となるのは、あの『機動戦士ガンダム』のアムロ役以来といってもよい。なぜ、オタク女子たちは声優・古谷徹が演じる安室透に魅力を感じるのか? “100億の男”を巡るムーブメントの実態を探ってみる。 【画像】アムロとシャアの”中の人”が10年越しの対峙 永遠のライバルの37年 ■興行収入過去最高目前! オタク女子を奮い立たせる “100億
マンガやアニメの「海賊版サイト」による被害が深刻化している。その被害額は約9300億円にのぼるとの試算もある。 【動画】名探偵コナンが「NO! 海賊版」を呼びかけ 政府も海賊版サイトを問題視。菅義偉官房長官は3月19日の会見で、サイトの遮断も含めて対策を検討していると明かした。 海賊版サイトをめぐる現状や対策は、いまどうなっているのだろうか。経済産業省・商務情報政策局(コンテンツ産業課)で海賊版対策を担当する岸田篤範氏と大塚雄介氏に話を聞いた。 【吉川慧/ハフポスト日本版】 ――「海賊版」をめぐる、いまの状況を教えてください。 岸田:私たちコンテンツ産業課では、国内・海外の動画共有サイトなどに違法アップロードされた映画、アニメ、漫画など、オンライン上の海賊版コンテンツ(無体物)に対応しています。 それ以外にも、日本のコンテンツから生まれたキャラクターグッズの模倣品なども見ています。 海賊版
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