たった一行で、記憶にのこる仕事をする人がいる。 広告代理店時代、ずっとのこるコピーがあった。 「このコピーを書いた人はどういう人だろう」 書いた人は岩崎俊一さん。あとで、その名前を聞いた。 その人が本を出した。『幸福をみつめるコピー』。 ・・・ 残間里江子さんが書いた帯のコメントが印象にのこる。 岩崎さんは「コピーは作るものではなく、みつけるものだ」 と言うが、人の幸福もよく似ている。 この本を読むと、 真の幸福は欲望の闇や不幸の淵を通り抜けた大人にしか、 見つけることが出来ない深い境地なのだと気づかされる。 最近、「幸福」がタイトルにつく本を最近いくつか読む。 その中で、腑に落ちた定義のひとつ。 ぼくはまだ大人にとおいかもしれない。 幸福をみつめることは、 欲望の闇や不幸の淵をみつめること。 そうおもう。 ▼ 大人をめざす ・・・ 本の内容については次回。
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