スイッチ→パンチカード→tty→キーボード→マウス→携帯電話的テンキー→? いったい、いつになったらテキストをやめてコンピュータをプログラムできるようになるんだろう? ソフトウェア開発の研究とユーザインターフェースの研究はいつになったら出会うのだろう? 論理操作をコンピュータに行わせることで人工知能研究をおこなってきた研究者の中には「馬鹿者はイメージを使う。知恵者はテキストをつかう」と公言する人もいる。イメージでの思考の地位はあまり高くない。だが、イメージで思考する人間と論理計算装置をつなげる試みにおいて、つまりはGUIとマウスの時代のコンピューテーションにおいて、スケッチをしたり図で考える能力が重要になってきている。新しいリテラシーが必要になったのである。 もちろん、なんでもイメージ操作でできるわけではない。携帯電話の使いにくさやデジタル家電の操作の面倒な感じはコンピューテーションの仕組