Ajaxはクライアント・サイドのJavaScriptと,サーバー・サイドのWebサービスが協調して動作する。このうちJavaScript部分は利用者のWebブラウザ上で実行するので,ソースを秘匿できず変更される可能性がある。変更されることにより,不正な引数でWebサービスが呼び出されるかもしれないし,Webサービスが想定外の使われ方をされるかもしれない。 ここでは,株価を5分ごとに表示するAjaxアプリケーションで考えてみよう。用意しているWebサービスは,証券コードを引数として渡すと,その株価を結果として返すもの。そうしたWebサービスを,クライアント側のJavaScriptから5分ごとに呼び出す構成になっている。 図6●改変されたクライアント・プログラムから利用される恐れがある Webサービスの引数に証券コードを渡して戻り値で株価を返すようなアプリケーションの場合,JavaScript
