シャープの持ち運びできる液晶テレビ「フリースタイルアクオス」が人気を集めている。地上デジタル化放送への完全移行後、冷え込みが厳しい国内テレビ市場の中で、期待を寄せる戦略商品だが、その規格の決め手になったのは開発メンバー唯一の女性の「手」だった。 平成22年夏、新しいビジネスを生み出すために集められた商品企画チーム約20人。メンバーは家具に埋め込んだテレビやキッチンの上からスライドしてくるテレビなどを次々に提案したが、100前後のアイデアはお蔵入りになった。 「アイデアがよくても技術面がクリアできなかったものも多い」。主要メンバーで、AV開発本部新規商品開発センター第一開発室の風間美佐子さん(29)はこう振り返る。 同社の調査で、30歳〜40歳代の多くの女性から「テレビが夫に占領される。携帯電話より大きな画面で好きな番組を見たい」「家事をしながら手元にテレビを置きたい」などの声が相次い
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