多くのサラリーマンにとって避けては通れぬ「満員電車」。冬でも暑く、狭く、息苦しいことこの上ない地獄のようなあの時間。片道1時間の通勤だとしたら、月に約40時間、年間に換算すると丸20日。決して短くない、そして逃れようのない通勤地獄に辟易としているサラリーマンたちの現状を調査した。 「通勤ラッシュ時の満員電車に乗った際のストレスは、臨戦態勢に入った戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも高く、ジェットコースターが落下する寸前の2倍以上と試算される」 昨年、あるイギリスの心理学者がこんなおぞましい研究結果を発表して世間を震撼させた。すし詰めの満員電車で戦場(=会社)へと赴く企業戦士たちは、比喩でもなんでもなく本物の戦場並みのストレスを強いられていたのだ――。 ことに世界有数の通勤ラッシュ大国として知られるニッポン。一説には都内だけでも毎朝350万もの人が駅から駅へと電車で移動しているといわれ、写
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