電車に乗ると、以前は本を読む人が多くいたものだったが、今は誰もがスマホを眺めている。そんな状況を見ると、読書をする人はいなくなってしまったかに思えてしまう。 しかし、世界的なマーケティングリサーチ会社であるGfKが2017年に発表した調査によれば、対象となった世界17カ国全体では、「毎日・ほぼ毎日」本を読む人が30%いるという。この割合は米国では世界平均と同じ30%で、日本では20%だそうだ。読書はまだそう廃れているわけではないらしい。 現在、世界的にインフレといわれる状況下で私たちは暮らしている。庶民の生活は決してゆとりがあるわけではなく、買わなくて済むものは買わないよう心がける。当然ながらそれは趣味にも反映されていて、本は購入せずに、図書館を利用するという人が増えている。 開館時間やアクセス面で、現代人の生活にマッチ 2017年の読書週間にちなみ、読売新聞が行ったアンケートで、過去1年