2011年、「デジタルネイティブ」世代が社会人になる。本書によれば「デジタルネイティブ」とは平成元年生まれ以降の、幼い頃からさまざまなデジタルデバイス環境に触れて育った若者を指すそうだ。彼らは99年に登場したiモードの普及とともに思春期を迎え、ケータイ(携帯電話とは言わない)メールやケータイ経由のインターネットを通じてコミュニケーションを深めてきた。 「デジタルネイティブ」がネットやゲームを共有しながら交わすコミュニケーションの様式や常識は、後天的にパソコンや携帯電話を使い込んできた「ノンネイティブ」とはまったく異なる。本書はデジタルネイティブとノンネイティブとの価値観の違いを指摘し、2年後には根深く、越えがたい断絶が社会に出現すると予測する。 本書では「ノンネイティブ」が知っておくべき客観的な、しかも重要な事実が列挙されており、小見出しや文中のゴシック部分は赤ペンでチェックが必要な“箴言
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