【ロンドン=木村正人】英国立公文書館は3日、未確認飛行物体(UFO)の目撃情報をまとめた8500ページの国防省機密文書を公開した。1950年代から2005年までの文書で、いかにUFOへの関心が高かったかをうかがわせる内容となっている。 同公文書館は08年から4年計画でUFO関連文書を国防省から移管している。今回公開された文書にもUFOの写真や絵、目撃証言が詳細に記録されている。 1980年、米軍に使用されていたウッドブリッジ基地近くの森で不思議な光が目撃され、地面に跡が残っていた“未知との遭遇”事件の記録が紛失していたことも明らかになり、逆にナゾを深めている。 90年には北海上空を時速980キロで飛行していた戦闘機トルネードの乗務員が「輸送機C130と同じ大きさの飛行物体に追い越された」と証言。ちょうど旧ソ連のロケットのブースターが大気圏に再突入した時期と一致していたという。 ロンドンに住