今回のショパンコンクールは、かてぃんは出ているし、反田恭平はリアルピアノの森になってるし、あれこれ話しかけてくる息子氏につられてなんだかんだでよく動画を見た。 個人的にはすっかり小林愛実のファンになった。なんて素晴らしいピアニストなんだろう。指に羽根が生えてるのかというくらい力みのない反田恭平の演奏も素晴らしかったけど、彼女の情感溢れる演奏は今回の大会を通じて一番のお気に入りだった。 それにしても、ショパンコンクールは私みたいな素人からすると天上界のやり取りというか、もう全員天才でええやんとしか言いようのない世界の出来事である。あとはもう好みの問題でしかないと思う。 このコンテストはその周到で時間をかけた審査の進め方も含めてピアノ界のオリンピックの一つであり、この極度の緊張の舞台を楽しんで見ながらも、どうしても人間はなんとか順位をつけたい生き物なのだなあとつくづく思ったことだった。 ピアノ