ブックマーク / cooperate.hatenablog.com (8)

  • 映画とクラシックの、密やかな関係(2)~オーケストラ! - 読書と音楽の杜から

    こんにちは。 「映画とクラシックの、密やかな関係」の第2回めとして、『オーケストラ!』という作品を取り上げてみます。Amazonプライム・ビデオでは、あいにく有料となってしまっているようですね。 www.amazon.co.jp この映画で取り上げられているのは、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。楽曲紹介や、名盤の紹介も含めて、今回もお届けいたします。 映画の概略(ネタバレ注意) 旧ソ連時代、名匠とうたわれていた主人公は、現在歌劇場の清掃夫として糊口をしのいでいました。ある日、事務室に届いたFAXを盗み読み、かつての仲間たちを集めてオーケストラを結成し、演奏旅行に出かけることになりました。 幸いなことに、演奏は好評を博して、スター・ヴァイオリニストと共演することとなりました。実はこのヴァイオリニスト、この主人公の娘だったのです。 娘とかつての、そして、この主人公との間の「絆」の証

    映画とクラシックの、密やかな関係(2)~オーケストラ! - 読書と音楽の杜から
  • バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏史 - 読書と音楽の杜から

    これまでヨハン・セバスチャン・バッハの生涯、バッハの無伴奏チェロ組曲の新旧の比較論、バッハの無伴奏チェロ組曲の成立史について寄稿してきました。この度は、バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏史です。これで完結です。 バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏史は、パブロ・カザルスというチェロ奏者からはじまります。スペインのマドリッドの古書店で古びたバッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜の束を発見しました。カザルス少年の13歳の出来事でした。 当時は、バッハの無伴奏チェロ組曲は練習曲(エチュード)としか見做されず、芸術作品としての地位にはありませんでした。カザルス少年はバッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜から霊感(インスピレーション)を受けて必死で練習しました。そして13年の歳月を経て汲めども尽きぬ魅力あふれる作品であることを証明し、無伴奏チェロ組曲は芸術作品として蘇ったのです。 カザルスという芸術家は、故国スペインのファシ

    バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏史 - 読書と音楽の杜から
  • まど・みちお うたを うたうとき - 読書と音楽の杜から

    うたを うたうとき まど・みちお うたを うたう とき わたしは からだを ぬぎすてます からだを ぬぎすてて こころ ひとつに なります こころ ひとつに なって かるがる とんでいくのです うたが いきたい ところへ うたよりも はやく そして あとから たどりつく うたを やさしく むかえて あげるのです *       *       * 10月4日(火)のclubhouseでの紹介用に。小池昌代編著『通勤電車でよむ詩集』より。 通勤電車でよむ詩集 (生活人新書) 作者:小池 昌代 NHK出版 Amazon

    まど・みちお うたを うたうとき - 読書と音楽の杜から
  • (お知らせ)課題図書型読書会「素人だけど哲学したい」 - 読書と音楽の杜から

  • バッハの無伴奏チェロ組曲の聴き比べ! - 読書と音楽の杜から

    そろそろブログの記事を寄稿したいと思っておりましたが、なかなか記事が降りてきません。そうこうしているうちに前回の寄稿から時間が経ちました。我ながら情けない!。 そこで共同執筆ブログの全記事を読み直してみました。すると主宰者のしょうじさんがわたしのバッハの寄稿に関連付けてバッハの名曲・名盤を紹介しておられました。しょうじさんはバッハの超名曲の無伴奏チェロ組曲の超名盤のピエール・フルニエ盤を挙げておられました。この度のわたしの投稿はこのしょうじさんの記事に寄せて書こうと思います。 しょうじさんはピエール・フルニエという「チェロの貴公子」として愛されたフランスの伝説的なチェロ奏者の名盤を紹介されました。彼のバッハの無伴奏チェロ組曲は現代奏法によるバッハの到達点のひとつです。CDは今でもこの超名曲の代表的名盤を死守しております。 これに対してわたしが紹介するのはアンナ・ビルスマの新盤です。アンナ・

    バッハの無伴奏チェロ組曲の聴き比べ! - 読書と音楽の杜から
  • 【テーマ発言】しょうじの「これから書きたいこと」② - 読書と音楽の杜から

    アマデウス オリジナル・サウンドトラック盤(ディレクターズ・カット版) アーティスト:サントラ ビクターエンタテインメント Amazon おはようございます、しょうじです。 すでに一度「書きたいこと」について記事にしてはいるのですが、さらに今後書いてみたいことが出てきましたので、「書きたいこと②」としてエントリーいたします。 映画をご覧になる方はご承知おきでしょうが、映画には、さまざまなクラシック音楽の名曲が登場しています。それらについて、映画のあらすじと、楽曲についての簡単なエピソードを交えてご紹介していけたらいいなと考えています。上に挙げたのは、いわば「最強の」クラシック音楽ムービーである『アマデウス』のサウンドトラック盤です。 この、『アマデウス』を始めとして、次に挙げるような映画についてご紹介していく予定です。どんな曲が使われていたのかについては、お楽しみ、です(笑) 以下、順不同

    【テーマ発言】しょうじの「これから書きたいこと」② - 読書と音楽の杜から
  • 死刑制度と刑罰理論 - 読書と音楽の杜から

    共同執筆ブログの執筆者の関口存男です。そろそろ記事を寄稿したいと思っておりますが、アイデアが降りてきません。そんなことを考えていたら夜が明けてきました。いわゆる徹夜をしました。 朧げながら書きたいことが纏まってきましたので、それをについて書きます。それは死刑制度と刑罰理論についてです。 最近、わたしは刑法学に関心があります。広大な法律学の森の中で最も哲学的・理論的と称されている分野です。人の最重要課題である死を扱う法律だけに議論され研ぎ澄まされ、美しいまでに精緻化されております。それに魅せられたのです。元来、哲学科におりまして抽象的理論的なものが大好きなわたしにとって、刑罰理論は魅力的でした。 犯罪と刑罰は、罪と罰という古来より哲学・文学・宗教の重要なテーマに似てます。有名なドストエフスキーの『罪と罰』はその最たるものです。わたしも罪とはなにか?。なんで罰を受けるのか?、ドストエフスキーを

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  • とんとの「読み跡」本紹介その2『言語学バーリ・トゥード』 - 読書と音楽の杜から

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