コントな文学『もったいないおばけとFカップ』 「こんばんは。もったいないおばけですけど」 帰宅した俺の目の前に突如、もったいないおばけが現れた。 「お前、何で俺が来たか分かるか? 自分が何したか分かってるか?」 「分からないです。すいません…」 「20代巨乳美女の同僚からの一夜限りのお誘い(後腐れ一切無し)を観たいドラマがあるから断るってお前どんだけもったいない事しとんじゃいっ」 「す、すいません」 「録画予約はしてなかったんか?」 「録画予約してました」 ・・・「狂っとんか、ワレ?」 「最終回だったんでリアルタイムで観たかったんです」 「あの女はFカップなんやぞ、Fカップ!! 録画予約してるドラマの最終回をリアルタイム視聴するよりリアルのFカップ見んかいボケッ」 「次から気を付けます。もったいない事してすいませんでした」 「二度ともったいない事すんなよ」 謝ったらもったいないおばけは帰っ