ブックマーク / simojikai.hatenablog.com (17)

  •     長南氏二子局序盤 - simojikai’s blog

    長南氏二子局序盤を紹介します。先ず画像を 長南さんの三連星は珍しい。右上は白大ゲイマの両ガカリからオシたところ。 次に黒隅オサエ、白ツギと進みました。隣の盤は石原氏二子局。 模様一辺倒は否との意志 右上はこのようになりました。新型ですがほぼ互角だと思います。 黒14で黒Aの変化は次の図で。別の碁になります。 さて左下黒20が意外。流れは黒Bオシですが選ばなかった意図は。 隅の黒安泰だが右側白も丈夫 上辺白も先ず先ず 黒1オサエは白2~6が予想されます。白△が好位置で白a、黒bの キカシが嬉しい。隅の黒安泰が利点だが右の白もかなり丈夫です 夢とロマンの宇宙流 グングン黒1、3とオシ黒7ケイマを予想していました。昭和模様派は 賛成する方多いでしょう。▲三連星輝きます。ただ長南さんの考えは 右側の黒×が狙えなくなるのが嫌だったそう。拘りありますね。 中央を制し黒イ、白ロ、黒ハも雄大になると昔はよ

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  •    冨士原氏三子局 - simojikai’s blog

    冨士原さんも下じょ会立ち上げ時に受けられました。浦安碁会にも参加 されたことあり熱心。ごせんリーグでも最多対局数二位とのこと。 四子で三局ほど打った感触では厚い碁だけど力出して良い場面での積極さ 足りないイメージ。数目勝負あったけどまだ黒の勝利はない。 幹事の金納さんから「頑張り強くなっているから三子で教わったら。」と あり冨士原さんは躊躇。そこで三子コミを提案。5か6か、7目でと私が 決めて開始です。◆さて結果ですが・・・それは最後に。 堂々とした序盤 よって初の三子局。一気に黒34手まで掲載しましたが見ての通り堂々 とした立派な序盤です。初手から解説しますが白のほうに問題が見える。 それは白19二線ツギが右下黒への眼形に影響していないこと。 基定石と微妙に違いあり 黒2大ゲイマガカリに白3ハサミは珍しい部類だが私は指導碁で多用 しています。白13も一路上が普通。右上隅に白が無いので重

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  •     高橋四子局序盤一場面 - simojikai’s blog

    池袋教室筆頭の高橋さんの棋風は穏やかで調和的なイメージがあり ましたが最近は意識して厳しい手が増えてきたように思えます。 一子上でライバル的存在の矢島さんがいてくれたらと思うと当に残念。 お二人切磋琢磨されていたのは間違いなかった。 三子コミもらいでしたが今回は四子で臨まれました。 大ゲイマのコスミツケ 大ゲイマからコスミツケは私もたまに打ちます。普通より頑張りたい ときに採用するが『先ず考え方を定める』ことが大事。それに沿った 後の打ち方を見つけていきます。白11まで実戦。少し遡ります。 ケイマ構えも有力・左右見合い策 黒イ、白ロのコスミツケした時に▲大ゲイマを黒1と補強するのも有力。 白2三間ヒラキを与えますが黒4打ち込みが打てます。 自らを補強し左右を見合いにするもわかりやすい。 コスミツケた白二子標的にする方針 三々からケイマされた時に形は黒1です。局後伺ったら白2、4で 連絡さ

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  •   じっくり五段へ(完) - simojikai’s blog

    一気に後半。一応戦いは終わり終盤開始場面。先ずは画像を。 白に手抜かりあり、黒大チャンス 黒番次の一手は? 対局時気づかずブログ作成の折、白の手抜かりが発覚。黒番だと・・・ 黒1、3分断成立 もし黒1と出られたら青褪めていたでしょう。白2に黒3切りが成立します。 白4に黒5受けでダメ詰まりは大丈夫。白6など生きようともがきますが 調子与えぬ黒7で二眼出来ない。▲強さ光っています。 ◆私はうっかり。山崎さんは上手意識。プロも悪手打つので見抜いて。 白安堵・大ヨセ勝負へ 実戦は左上オサエ。白中のマゲになりました。助けて頂き感謝です。 ・結果は白がヨセで抜き去り数目勝ちだったと記憶。実戦は思い出せ ないのでここからの黒・白最善の想定図を最後に示しましょう。 ヨセ想定図 左上黒19が先手になれば黒勝ち 正確さに自信ないのでご了承を。この図で左辺黒45となれば・・・ 黒5目は残りそう。白20を省くと

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  •    栗林新五段・初の四子局 - simojikai’s blog

    昇段した栗林さん初の四子局。がっちり堅めの序盤でした。 隅守り少し早い 先月指導碁で内容良く二連勝し昇段した栗林さん初の四子局出だし。 左下黒38まで悪手は無いが黒26で白27の点に飛び出したかった。 ◆一つ筋を伝えたら気に入ったようなので復習のために伝えます。 二目にして捨てる筋① 左上白一間トビを分断する筋として黒1~7の筋あり。二目にして 捨て石にするのです。黒9切り、白10までほぼ必然で・・・ 地は少し損だが手厚さ獲得 黒1アテ、白2抜き、黒3ピンツギとなります。白も地を得したので 満足の顔をしますが黒手厚く簡明。この場面でも悪くない。 白突入への対応・剛か柔なのか 黒Aと黒Bはこの段階ではどちらか一つにしたい。黒Cの隅戸締りは 少しぬるい。五子のときと違い守り優先では勝てないと伝えたくなり 右上白1カドを決行してみました。 最強・最善対応を示せば相当強い。次回模範的打ち方を伝えま

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  •     これから白熱三子期待(完) - simojikai’s blog

    シノギ強いS氏 実戦は左の黒の動き重く、白に封鎖されました。潰れたかもと変な 心配した瞬間。しかし黒3、5が強い反撃でした。白6に黒7と 左辺白を攻めるそぶり見せています。白8、10は直感。じっくり 長考すればもっと良い手あったかもしれない。続いて・・・ 我満強さとシノギへの自信 中央の黒は無事に生き。代償として白1抜きを与えたけど頑張ったと 思います。黒2と地に辛い手を打ったとき右下白3は揺さぶりだが 黒4受けと良き我満です。右上黒を白5三々から攻めますよと宣言。 白15、17もその意志の表れ。しかしSさん「平気ですよ。」と黒18。 その後もいつになく強気。思い出しました。四子で調子良かった時の 雰囲気と似ています。 ◎シノギ派の私がシノギ捲られ負かされた感じ。少しむっとしました。 これから気で鍛えますのでよろしくお願いします。

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  •    棋院指導碁お待ちしています(完) - simojikai’s blog

    最善対応で脱出・次は分岐点 黒1アテが正解。白2、黒3ツギとなり無事脱出。白4は逃げ足遅いが 仕方ない。さてここは分岐点。黒A分断が一押し。黒Bも良さそう。 黒Cで捕獲にも早く回りたい。良い所多く私も迷いそう。 Sさんは白△と白4を連絡させてはいけないと考えていたようです。 最強分断で振り変わり良し 実戦ではないが私が心配したのは黒1分断です。白2、4で取りあえず 黒×捕獲目指すが黒5で△取り切ります。左下はイ・ロ心配なく全部黒地。 堅い守りも穏やかで良し ゲタに回れる 黒1守りも良さそう。△を白2と逃げられ黒Aは色褪せるけど白〇は 強いから忖度と考えれば悔しくない。待望の黒3ゲタが嬉しい。 実戦・コスミ多用は逃げのイメージ 実戦進行です。黒1は攻めの志だったと思うが7・9では逃げのイメージ になってします。影響は右下隅に。黒19は一間トビの方が厚い。 検討で黒5に触れました。味悪い手と。

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  •    堂々の勝利局(完) - simojikai’s blog

    白の目指したい図 置き碁も私は反省を常に考えたいタイプ。ここは素直に白1オサエで した。黒2ツギで△一子動きにくくなるが利用法あり。白3ツケが 上策です。黒4、6は順当な受けですが白7が頑張り所。無難な黒8 なら白11まで先ず先ずの治まり。もちろん白が各段に良いわけではない 黒が実利に拘ったことを咎めるならこの図でした。来黒は・・・ 厚み活かすならお勧めの模様構想 検討で伝え損なった図。黒1オシが一つの急所でした。今なら白2ツギ でしょう。そこで黒3大ゲイマで左方面を模様にしたい。白4、6は 固まるので嬉しいと考えます。▲を活かすなら実利より模様拡大ですね。 担ぎ出しは白重い黒ペースに 画像で経緯を説明します。白一子を担ぎ出したのが実戦ですがやり過ぎでした。T氏 待ってましたと的確に対応。隅のノビを先手で打てて実利得。一眼確保も大きい。 比べ白は逃げるだけの旅です。 中の白ケイマに黒は迫

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  • ファン感謝デー二回目・三面三局次回から - simojikai’s blog

    ファン感謝デー二回目の指導碁は13時30分から行われました。右側の盤の方は T氏四子局、中央はK氏四子局、左側はK氏七子局。先ず一場面画像を。 T氏四子局 立ち上がり左下で接触戦となりました K氏四子局 左上から忙しい競り合いが続く進行 T氏七子中盤 左上白ハネ出しに良き対応は? (●^o^●)先ずT氏四子局から解説します。今日の夜か明日を予定。暫しお待ちを。

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  • ファン感謝デー指導碁一回目お二人 - simojikai’s blog

    10月2日(日)日棋院ファン感謝デが開催されました。 午前と午後の指導碁を担当しましたが先ず第一回のお二人の 指導碁序盤を0お見せします。順にUさん九子局、O氏六子局。 九子局のUさんは女性の方 先にUさんから解説します。 O氏は千葉の方。この後、直ぐ折衝戦となります

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  • 熱戦局期待(完) - simojikai’s blog

    カミ取りは白ペース 私が黒だったら黒1、3カミ取を選びそう。しかし白4が芯止めの好点。 黒5、7が形だが白8が名調子。黒9逃げに白10ツメと白はスムーズ。 黒11が利益だが白12と天空制しこの展開は白良さそう。狙いの黒イの ハサミツケや黒×は不発になりそうですね。カミ取りは不可。 中央覇権衝突の瞬間 黒1は良い手。白2は意地だが中を飛ぶ方が普通だったか。それは 黒3ケイマが素晴らしかったから。ただし右の黒数子には白aなど きつい手が残っています。局面変化し今度は黒があまくなれない展開。 白6は直感。同点黒に飛ばれたら白悪いでしょう。 【中央覇権争い】ですが果たして・・・ 厳しい追及 「腰伸びてはいませんか。」と黒1の反撃です。白2、4で支えて いますが薄み追及の黒5~9。厳しいですね。一応は白10受けがあり これ以上の黒手段は(A~D)怖くない。むしろ望むところだと出方を 待つ。しかし次の

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  •      三ツ星五段目指して(完) - simojikai’s blog

    黒最善の攻め。白はツギかコウ受けかの岐路 白2とツケたら正着黒3ヒキ。白イのツギは死になので白4は必然。 続いて黒5とアテられ困った。白イのツギは狭められ二眼ないのです。 また白×とアテ返すのも黒イと取られて二眼出来ません。 ※よって白ロとコウに受けるよりなくなったのが実戦で・・・ コウ立て黒多し。大利で勝利確定 白1受けに黒2(a)コウ取り。栗林さんの碁は手厚いので白からの コウ立てが少ない。左下白3は利きます。黒4受けに白5コウ取り。 右下黒6が良きコウ立て。白8と受けたら後二回あります。 「え~い。」とコウを解消。黒8を許したが右下で得た黒の利得は 白地5目も加算して合計24目。この後ヨセたが追いつけませんでした。 補足図1 悪手を咎める正しい攻め 双方最善を尽くしてコウになったのが実戦ですがコウではダメなので 余程白1ツギを選ぼうかとも思いました。黒が間違えれば生きます。 ただ死活

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  • 二子で接戦・好勝負を期待(完) - simojikai’s blog

    右のトビ先手大きく主導権は白へ 実戦進行。攻めリズム出て打ちやすいなと思ったが白2が先手で打てた事が 大きかった。右上△一団への圧力がかかりにくくなっています。 受け・対応が強い今井さん あれから技や筋・激手を繰り出しているが今井さんは当に受けが強い。 こなしたけどこれからが勝負 白△と抜いたところ。ここまでかなりこなしたが白に決定的ポイントを 与えていません。次に黒Aの左右削減、黒Bの薄み伺い、右上黒Cキカシ から白地縮小、渋いが右下黒Dがポイントになるでしょう。 ◆この碁は白勝利となりました。久しぶりに三子で納得の内容で勝つことが 出来てとても嬉しかった。次は二子で。好勝負を期待しています。

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  • 次局も熱戦を期待(完) - simojikai’s blog

    普通にツギで何事もなくむしろ嬉しい 白1ツケ反発が実戦ですが黒は普通に黒2ツギで良かった。白3とツグ よりないが黒4、白5交換から黒6も面白そう。白7ボウシには黒8と 踏ん張る。左の白の姿には白1、黒2が仇となり✖弱点が残っています。 白も黒も素直にツギが良かったのです。なお白イは黒ロで何事もない。 反発だが白に利用される進行 白1に黒2ハネは驚きの一手。白3に黒4切りが狙いだが白5に黒6が 省けず白7とされ下辺手が付けられなりました。黒8、白9、黒10は 良きキカシだが黒12は問題手。右下との振り変わりは白が得しています。 右辺打ち、中の利かしを大事に 右辺打つのが良かったと思います。白2と取りきられたら黒3オシが 好点。白4~黒7となるでしょう。気になる白8は黒9で厚く有難い。 この進行は✖断点も見られているので白は自信無いです。 検証結果は白4目勝ちでした。 右下白△ハネのときにV氏

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  • 勝利寸前、加藤六段惜敗局 - simojikai’s blog

    左上の白を仕留めれば勝利確定場面。最善手は? ここまでの経緯を簡単に伝えます。序番左下で白×を持ち込みした白は 上辺を深く荒らしに行きました。対し加藤さんの攻めが厳しく右上の 白□を傷つけ何とか脱出。左上黒地に手をつけたら最強に頑張られて この図になりました。無条件で取れば黒勝利です。 普通が一番。追い落とし無し。 黒1オサエがベストでした。白2には黒3と眼を奪うこと可能です。 一瞬白4、6が利き追い落としになりそうだが白イ、黒ロ、白ハは黒二 で白六子アタリなので成立しません。黒1なら白投了となっていました。 妥協しても勝利 実戦は残念黒1マガリ。黒のダメ詰まりを意識したと察します。 ただ白2のとき黒3と補強したらまだ黒良かったと思います。白4と 生きられますが黒5、7で中白数子が取れます。 左辺白は黒×が心配なので・・・ 右上死活(無条件白死) 続いて白14と生きたときに黒15ヒキが上の

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  • 豪と柔の適材適所(完) - simojikai’s blog

    苦しくなった要因はツギ 島さんは力強く攻め重視の棋風。良いのですがどこで発揮するかが 今後の課題。上手相手だと少し後の方が良いかもしれない。 黒1は中黒二子重視した手。白2オサエに・・ここは柔が良かった。 黒3ツギが重く。白4で白aとbが見合いになって嫌な展開です。 ◆黒3で柔軟策あり。 白△オサエに黒1大ゲイマが柔軟策でした。白2、4と取られえらく 損したように見えるけど黒5トビがスムーズに打てます。元々中を ツケノビしたのは上辺白を分断し攻める目的もあったはず。なので先ず先ず。 ◆左辺は緩やかな感じに打つ方が白の力を削いでいますね。 お疲れ様でした。柔も身に着け良き場面でのパワー発揮を期待しています。

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  • いざという時に頼りになる『グズミ受け』(完) - simojikai’s blog

    グズミ受けが最善。ただしヨミ力必要 黒1グズミが正解。この手の働きですが上の黒二子を助けつつ(白イの アテに黒ロ)下の黒一子取らせてシボる(白aに黒b)です。 変化あるのでヨンでみて下さい。図は暫く後に掲載します。 予想される変化一例 黒1には白2とツグ予定でした。ただ黒3がうまい。白4,6と打ち たくなるけど黒7と切って来るでしょう。白8には黒9がうまい。 必然性は微妙だけどこうなる可能性あります。続いて・・・ 白1、3となる。黒を分断し白は得したかが問題。黒4ハネが良い手で 白5に黒6切り込から黒8アテが的確な決め。黒10まで左辺嬉しい。 分断した黒一団に寄り付きたいが白11には黒12で即生き。 もしこの図になっていたら好勝負だったと思います。 ◎お疲れ様でした。今回序盤で少し躓かれたので来月は 良き立ち上がりを期待しています。

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