三重県志摩市で、江戸時代末期の1847(弘化4)年生まれの163歳の男性が戸籍上、「生存」している状態になっていることが25日、市への取材で分かった。市によると、住民登録はされておらず、同じ状態の市内の100歳以上の高齢者は、この男性を含め、124人いた。 市は04年10月に旧志摩町など5町が合併して誕生し、この男性は旧志摩町に記録されていた。市は合併に備え、04年8月に戸籍を電子データベース化したが、そのまま記録が引き継がれていたらしい。今後の対応について市市民課は「法務局の指示を仰いで決めたい」と話している。【林一茂】