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アヒル、エビ、てんとう虫、かめ、スズメ、かえる、セミ、カタツムリ、へび、バッタ、コガネムシ、そしてなまず。 このとりとめなく集まった12種類の生き物こそが、目黒区が考える十二支なのであった。 (text by 古賀及子) 十二支は目黒区の緑道にいる 東部に中目黒、南部に自由が丘、北部にあの東大の駒場を擁しながら、基本的には住宅街が主である東京都、目黒区。桜で有名な目黒川沿いや区内では暗渠になっている呑川の緑道で、町並みに緑が多いのも特徴だと思う。 そんな緑道の車止め用ポールの上に小さな(だいたい20センチ四方ぐらいだろうか))動物の像が点在していることは、通りがかるたびに見て知っていた。 色々な種類の生き物がコロッとした丸い形にデフォルメされていて、可愛すぎずかっこよすぎず、絶妙なたたずまいでグッとくる。 目黒区には「みどりの散歩道」という、区が整備して案内看板なども充実している散歩コース
先週掲載の「ささいな中野案内」に続き、私の知ってる、ささいな東京知識をお伝えします。 私の洋菓子にたいする、舌の基本フォーマットは、不二家と、「タカセ」で出来上がっています。 埼玉県民が都内に出る時、ぜったいに通らねばならない街が、池袋。 この池袋の東口まんまえの一等地に、ずーっとある洋菓子店が、「タカセ」なのです。 自営業で、いつも家で仕事をしていた父が、ときどき都内に用事があって、お酒を飲んで帰ってくる時、オミヤゲは絶対、このタカセの、シュークリームとショートケーキとデラックスプリンとサバランなのでした。 シュークリームとショートケーキとデラックスプリンは家族用。洋酒を使ったサバランだけ、自分用。 4人家族なのに、20個くらい、買ってきます。子供心に「量、多くない?」「っていうか、3種類とかじゃなくて、バリエーション欲しくない?」と疑問はありましたが、まあ、普通に喜んで食べてました。
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