法定通貨の経済圏では埋もれていたステークホルダーに、正当な報酬が支払われることで新しい経済の循環が生まれる。 それがトークンエコノミーだ。 「マイクロペイメント」と「即時的な支払い」というブロックチェーンの技術の下支えがあるからこそ、この新しい経済は実現する。 前回までは、ブロックチェーン技術が可能にする経済の仕組みと、法定通貨にはなかった経済の循環について解説した。 いよいよ、トークンエコノミーの舞台に役者が揃った。次は、その舞台でどんな物語が描かれるのか。役者、つまりステークホルダー一人ひとりにどんな役割が与えられ、小さな経済圏でどう機能するのか。 今回は、トークンの価値を最大化するロジックについて説いていこう。 トークンの価値が高まると、どんな恩恵があるのか? そもそも、なぜトークンエコノミー形成においてトークンの価値を高める必要があるのだろうか。 解決したい社会課題があるからこそ、
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