人手不足を背景に、企業がアルバイトやパートを募集するときに提示する時給は上昇傾向が続いていて、先月は平均で967円と、データのある平成18年以降で最も高くなったという調査結果がまとまりました。 それによりますと、先月の時給は平均で967円と、去年の同じ月を10円上回って、調査を始めた平成18年以降、最も高くなりました。 業種別に見ますと、調査対象の6つの業種すべてで上昇していて、コールセンターのスタッフなどの「事務系」が去年の同じ月より26円高い986円、「販売・サービス系」が7円高い945円、飲食店などで勤める「フード系」が7円高い938円でした。 最近は、外国人観光客の需要を取り込もうと、和食のレストランや居酒屋が求人を増やし、時給の水準を押し上げているということです。 先月は「派遣社員」の時給も平均で1596円と去年の同じ月を46円上回り、調査を始めた平成19年2月以降、最も高くなり
愛媛県四国中央市の中学校で、男子生徒が複数の同級生から足を蹴られるなどのいじめを受けている様子の動画が、仲間うちで閲覧できるスマートフォンのアプリに投稿され、警察は、いじめの一連の行為のうち生徒に水をかけるなどした疑いで、14歳の女子生徒を逮捕しました。 中学校の調査に対し、同級生の男女5人が動画を投稿したことを認め、学校は一連の行為をいじめと認定し、警察が男子生徒の保護者からの被害届を受けて調べていました。その結果、同級生のうち14歳の女子生徒が、男子生徒に水をかけるなどしていたとして、8日、暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕しました。警察によりますと、容疑を認めているということです。 警察は、ほかの少年たちからも事情を聞いて、詳しいいきさつを調べています。 女子生徒が逮捕されたことについて、中学校は「警察から報告を受けておらず、現時点でコメントはできない」と話しています。
路線価 大都市圏で上昇の背景は 7月2日 17時20分 相続税などの計算の基準となる「路線価」が7月1日に公表されました。全国平均では7年連続の下落となりましたが、下げ止まりの傾向が強まり、東京・大阪・愛知などの大都市圏では去年よりも上昇しました。路線価を押し上げた背景には何があるのか。社会部の都築孝明記者が解説します。 全国で下げ止まり傾向 大都市、被災地では上昇 路線価は、主な道路に面した土地の1平方メートル当たりの評価額を国税庁が1月1日の時点で算定したもので、相続税や贈与税を計算する基準になります。 ことしは全国の平均で去年を0.4%下回り、リーマンショック以降7年連続の下落となりましたが、下げ幅はこの7年で最も小さくなり、下げ止まりの傾向が強まりました。 一方、東京・大阪・愛知の大都市圏では去年より上昇しました。個別の地点では、東京の銀座5丁目の銀座中央通りが去年より14.2
10日夜、千葉市で横断歩道を渡っていた77歳の女性が19歳の男子大学生が乗る自転車に衝突され、まもなく死亡しました。大学生は「イヤホンで音楽を聞きながら下を見て自転車に乗っていた」と話しているということです。 女性は病院に運ばれましたが頭などを強く打っていて、およそ2時間後に死亡しました。 警察によりますと、現場は信号機のある横断歩道で、事故を目撃した人は女性が渡っていた横断歩道の信号は青だったと話しているということです。 自転車に乗っていた男子大学生は「イヤホンで音楽を聞きながら下を見ていて、前を見ていなかった」と話しているということです。 警察は、男子大学生がスピードを出すために前かがみになって運転していたとみて、大学生から当時の状況を詳しく聞くなどして事故の原因を調べています。
水木しげるさんの出征前の手記見つかる 6月2日 17時20分 人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」やみずからの戦争体験を基にした漫画などで知られる漫画家の水木しげるさん。 出征する前の年に水木さんが書き残していた手記が見つかりました。 戦後70年。 水木さん本人も存在を忘れていたという手記には、死と直面することへの不安や戸惑いなど、1人の青年の素直な思いがつづられていました。 科学文化部の小暮大祐記者が取材しました。 水木しげるさんの戦争体験 93歳の漫画家、水木しげるさん。 昭和18年、21歳のときに徴兵され、太平洋のパプアニューギニアのラバウルへ送られました。 当時ラバウルでは激戦が繰り広げられ、戦闘で多くの仲間を失い、水木さんも左腕を失いました。 戦争体験はその後の漫画家としての活動にも大きな影響を与え、「敗走記」や「総員玉砕せよ!」など、戦争をテーマにした作品を世に送り出してきま
体験した出来事を思い出せない「健忘症」の状態になったマウスの脳に光を当て、神経細胞を刺激して記憶を取り戻すことに成功したと理研ーMIT神経回路遺伝学研究センターのグループが発表しました。 アルツハイマー病などで記憶を取り戻せなくなった患者の治療法の開発につながる可能性があるとしています。 グループでは、まず、箱の中に入れたマウスに電気的な刺激を与え、怖いと感じる体験をさせたあと、特殊な化合物を注射して「健忘症」の状態にしました。 するとこのマウスは、電気的な刺激を与えられた体験を思い出せなくなり、再び箱の中に入れても、通常のマウスが怖い体験を思い出して取る、身をすくめるような行動を取らなくなりました。 ところが、光を使って細胞を刺激する「オプトジェネティクス」と呼ばれる技術で脳の記憶を担う神経細胞を活性化させると、マウスは電気刺激を受けた記憶を取り戻し、身をすくめる行動を取るようになったと
シビックテックは自治体を変えるか 5月27日 19時24分 「シビックテック」ということばをご存じでしょうか。ITなどのテクノロジーを活用することで、これまで自治体任せだった地域課題の解決に、市民がみずから参加してもらおうという取り組みです。日本でも、民間のITエンジニアなどが中心となって団体を設立するなど、徐々に広がっています。 こうした取り組みに注目したのが、東京電力・福島第一原子力発電所の事故で町の全域が避難区域に指定されている福島県浪江町です。シビックテックは町の復興にどのような効果をもたらし始めたのでしょうか。 (ネット報道部 後藤岳彦) 使われないタブレット端末 事故から4年が過ぎた今も、すべての住民が全国各地で避難生活を送っている浪江町。離れ離れに暮らす住民の絆をどう維持して、町の復興につなげていくのかが大きな課題となっています。 こうした課題を解決しようと浪江町が計画
東京・浅草の「三社祭」で、小型の無人機の「ドローン」を飛ばすなどと発言した動画をインターネット上で配信し、祭りの警備を強化させるなどしたとして、15歳の無職の少年が業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。 少年は今月、長野市の善光寺の境内で「ドローン」を飛ばして落下させたほか、東京の国会議事堂の近くなどで飛ばそうとして警視庁に再三にわたって注意を受けていたということです。 警視庁の調べによりますと少年は今月14日、浅草の「三社祭」で、「ドローンを飛ばす」などと発言した動画をインターネットの動画放送サイトを通じて配信し、祭りの主催者に「ドローン」を飛ばすことを禁止する看板を設置させたり、祭りの警備を強化させたりしたとして、業務妨害の疑いがもたれています。 少年は、今月、長野市の善光寺の境内で「ドローン」を飛ばして落下させたほか、東京の国会議事堂の近くなどで飛ばそうとして警視庁に再三にわたって
東京・立川市の小学校で6年生担任の男性教師がクラスの児童全員の指紋を採取していたことが分かり、教育委員会は「児童の人権を侵害する不適切な行為だ」として教師の処分を検討しています。 その後、保護者から学校に連絡があり、学校が教師から事情を聴いたところ、指紋の採取を認めましたが、動機や目的などは分かっていないとしています。教育委員会などは「児童の人権を侵害する不適切な行為だ」として、採取された指紋を廃棄するとともに、この教師の処分を検討しています。学校では17日、保護者を対象に説明会を開くことにしていて、立川市教育委員会は「市内の公立学校に対して人権への配慮について、改めて指導を行いたい」と話しています。
STAP細胞の問題では、理化学研究所が、実際には、別の万能細胞のES細胞だったと結論づけていますが、これを受けて研究者から警察に提出されていた告発状が受理されていたことが分かりました。容疑者を特定せず、何者かがES細胞を無断で研究室から持ち出して混入させた疑いがあるとするもので、警察は今後、詳しい状況を調べることにしています。 これを受けて、理化学研究所に勤めていた研究者から警察に提出されていた告発状が、14日受理されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。 告発状では、容疑者を特定せず、何者かがES細胞を、保管されていた研究室から無断で持ち出してSTAP細胞の研究に使われていたものに混入した疑いがあり、こうした行為は窃盗にあたるとしています。 警察は今後、研究所の関係者から事実関係について話を聴くなどして、詳しい状況を調べることにしています。 小保方元研究員の代理人の弁護士は「告
東京電力福島第一原子力発電所で、先月、原子炉を取り囲む格納容器の内部に投入されたロボットが撮影した数百時間に及ぶ映像がすべて公開されました。 撮影された映像は数百時間に上っていて、東京電力などは、15日、すべての映像を公開しました。 このうち、格納容器の内部を初めて捉えた瞬間の映像は、カメラの焦点が合うと、ロボットの目の前にがれきが落ちている様子が捉えられています。 ロボットがさらに進むと、核燃料がメルトダウンした際の熱で溶け落ちたとみられる鉛のシートが映し出されます。 周囲には、がれきも積み重なり、事故の激しさを改めて示しています。 一方、格納容器の底につながるルートの周辺には大きな損傷は見られず、東京電力などは、今年度中に予定している次の調査で、ここからロボットをさらに下に入れ、溶け落ちた核燃料を探したいとしています。 福島第一原発では、▽2号機でも早ければことし8月に格納容器にロボッ
「シャープ」のことし3月期のグループ全体の決算は、主力の液晶事業の採算悪化などで、最終的な損益が2223億円の赤字となりました。さらに、シャープ単体のことし3月期の決算は、会社設立以来初めて負債額が資産額を上回る債務超過に陥りました。
厳しい経営が続く石油元売り大手の「コスモ石油」は、三重県四日市市にある製油所の設備を縮小し、精製能力を半分程度に抑える方針を固め、経営の効率化を進めることになりました。 さらにことし3月期の決算は原油価格の下落で備蓄している石油の評価損が膨らんだことで、最終損益が770億円余りの赤字に転落しました。 関係者によりますと、コスモ石油は、経営の効率化を進めるために国内に3つある製油所のうち、最も古い四日市市の製油所の設備を縮小する方針を固めました。 具体的には原油を処理してガソリンなどに精製する2つの装置のうち、1つを停止することで、精製能力を半分程度に抑え、設備稼働にかかるコストの削減を図ります。 一方、グループ傘下のスタンドへのガソリン供給を滞らずに行うためにコスモ石油は隣接する昭和シェル石油の四日市市の製油所から石油製品の融通を受ける方向で調整を進めています。 コスモ石油としては今後は資
各地で小型の無人機「ドローン」が落下する事故が相次いでいることを受けて、東京都はすべての都立公園と都立庭園でドローンを飛ばすことなどを禁止しました。 しかし、空港の周辺を除いて旅客機の飛行ルートにかかる地域でも、高さ150メートル未満についてはドローンの飛行を直接、禁止する法律はありません。 このため、東京都は都内に81ある都立公園と都立庭園でドローンが落下した場合、利用者に危険が及ぶおそれがあるとして、先月末から条例に基づいて園内でドローンを飛ばすことなどを禁止しました。都はこれまで無線操縦で動かすおもちゃの飛行機なども園内で飛ばすことを禁止していましたが、ドローンの相次ぐ落下事故を受けて、新たに禁止の対象に加えたということです。 条例では、違反した場合5万円以下の過料を科すことができますが、東京都公園課は「今のところ過料を科すことまでは考えていないが、ドローンを飛ばさないよう注意を呼び
NHKの報道番組「クローズアップ現代」に出演した男性が、いわゆる「やらせ」があったとして訂正を求めている問題で、NHKは事実のねつ造につながるいわゆる「やらせ」はなかったものの、裏付けがないままこの男性をブローカーと断定的に伝えたことは適切ではなかったとする調査報告書を公表しました。 NHKは今月3日に堂元副会長を委員長に、弁護士と大学教授の3人が外部委員を務める調査委員会を設け、訂正を求めている男性や多重債務者の男性、それにNHKの職員など合わせて43人から一部は外部の弁護士も立ち会って聞き取りを行うなど、調査を進めてきました。 28日に公表した調査報告書は、男性が「ブローカーのような掛け合いをしてほしいと記者から依頼された」としていることについて、記者と男性は半年前に一度しか会ったことがなく、撮影当日の30分程度の時間でブローカーを演じるための打ち合わせが済むとは考えられないとしていま
スマートフォンなどを利用する高校生の5人に1人がネット上で知らない人と、やり取りをした経験があり、一部は相手と実際に会っていることが東京都の調査で分かり、都は犯罪に巻き込まれるおそれもあるとして、ネットに潜む危険性について家庭で話をしたり、利用のルール作りを進めるなど対策を呼びかけています。 それによりますと、高校生のおよそ21%、5人に1人がネット上で知らない人とやり取りをした経験があり、このうち4分の1の生徒は相手と実際に会ったことがあると回答しました。ネット上で知らない人と、やり取りをしたことがあると答えたのは小学生で6%、中学生でおよそ15%と、年齢が上がるにつれて増加する傾向が見られるということです。 東京都は犯罪に巻き込まれるおそれもあるとしてネットに潜む危険性について家庭で話しをしたり、スマートフォンを利用する際のルール作りを勧めるなど対策を呼びかけています。
未来の住まいはどんな暮らし? 1月2日 10時30分 近い将来、私たちの住まいはどう変わるのでしょうか? 少子高齢化をはじめ、未婚化や晩婚化などでライフスタイルが多様化するなか、これまでの画一的なものから、住む人に合わせた暮らしを提供。さらに、ICT=情報通信技術の発展が、日々の生活に彩りを与え、快適な暮らしを演出−。 そんな“未来の住まい”に皆さんをご招待します。 (ネット報道部・天間暁子記者) より快適で便利に 私たちの暮らしを支える住まい。 未来の住まいでは、今までにない暮らしができるようになると言われています。 ある住宅メーカーが研究を進めている住まいをのぞいてみると…。 『202X年、午前7時。あらかじめセットした時間になると、日光を遮断していた“黒い窓ガラス”が一斉に透明に変わっていく。そして、やわらかな日ざしが部屋に入り込み、心地良い目覚めがやってくる…』 ほかにもさ
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