Tritsch-Tratsch - 中学校の公開授業先週は末っ子が通う中学の公開授業があった。公開授業の日は一時限目から給食、昼休み、掃除の時間、午後の授業すべてを都合の良い時間を選んでいくつでも見学できる。保護者だけでなく、自治会を通して地域住民にも広報されるので民生委員や、一見しただけではどういう繋がりなのか不明な人も来ていたりする。 月一度では出向く方はさして負担にも感じないが、迎える方はなかなかたいへんだと思う。 私は月に一、二度の割りで特別養護老人ホームを訪問しているがそこの施設長さんがこんな話をしていた。 ――自分たちは他の施設がどのような運営をしているのかという情報をほとんど知らない…自分たちが当たり前だと思ってしていることが、相談員の報告からそうでもないことを知る。改善すべきこともあるし、誇りに感じることもある。月に一、二度の訪問日だけ印象をよくしようとしてもそれは叶わない。日頃やっていることがそのまま伝わってしまう。―
